キャナダに行った弐

イエローナイフでオーロラ見るぜ。




37時間の3月3日を過ごした末、3月3日22時イエローナイフ空港に到着。



今回、ツアー会社はH.I.Sだが
イエローナイフでの旅程はすべてAurora Village*1さんがアテンドしてくれた。


夜のオーロラ観測の手配はもちろん、


空港まで送迎のバスを出してくれたり
昼間のオプションツアーを組んでくれたり
日本人ツアー客の団体には日本人の若者が同行してくれたりする。



空港にはなぜかスクールバスが来た。


空港からのバスの中で日本語の「旅のしおり」みたいなの渡してくれたりとかもするし。
旅のしおりには小さな懐中電灯までセットで付けてくれるし。
  バスの中でしおり読めるw酔うから読まなかったけど。


もーほんと至れり尽くせり。


日本人の手配するツアーのきめ細かさにゃびっくりするぜ。








そんなAurora Villageさんの手配の元、空港についてからの3月3日の残り3時間は…

  1. イエローナイフ空港に到着して
  2. 空港まで迎えに来てくれていたバスに乗車して
  3. ホテルまで送ってもらい
  4. レンタル防寒着に着替えて
  5. カメラ等の装備を用意し
  6. そのまままた迎えのバスに乗って
  7. オーロラ鑑賞施設:Aurora Villageに向かう。


という感じで流れるように進み、12時すぎからAuroraVillageでオーロラ待機。




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イエローナイフ滞在期間中貸し出されるレンタル防寒着はツアー料金に含まれており、カナダのグース社のもの。

  • パーカー…すごい重くてデカい。そして超あったかい。ポッケ多い。そしてあったかい。
  • 防寒ズボン…超あったかい。デカい。ポッケかと思ったら社会の窓on sideだった。
  • 肘まであるミトン…はっきり言って使いづらい。肘までなくてもいいかも。ぬくいけど。
  • 防寒ブーツ…スノボブーツ並みの歩き辛さと重さ。でも超ぬくい。多分これ無いと凍傷で足腐る。
  • フェイスマスク…フリースのもので顔の下半分が隠れるから、顔面とのどが保護できる。必要。


この一揃いが、ホテルの部屋に到着したとき、既に部屋の中に準備してあった。


  もーとにかく、何回も書くけど、すごい手際いい。
  ツアー客のアテンドに慣れてる感がバリッバリ伝わってくる。





イエローナイフは最高でマイナス40度の寒さにまでなる土地だけど、
今回の旅行中は割と暖かくて、気温がだいたいマイナス20度前後だった。



「わりと暖かい」マイナス20度の夜だったんだけど
自前のダウンジャケットだけで過ごしていたら絶対風邪ひいてた。


グース社さんぬくい。
グース社さん万歳。





ただし、
あったか過ぎて逆に、レンタル防寒着の下に着るものの調整が難しかったりもした。
 ガイドさんの話だと本当に防寒着の下は薄着でOKらしく、
 スパッツとかTシャツとか下着の上に直に防寒着を着てちょうど良い…というもの…らしい。
 福岡からイエローナイフに行った私にはそれレベル高すぎたけど。





それらの防寒着をすべて装着した様子がコチラ

 プロに記念写真撮ってもらえる(有料)






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準備を済ませてAurora Villageに到着し、まずは施設の説明を一通り受ける。


到着直後はまだオーロラがはっきりとは出ていなかったので
じゃあいったん休憩して
無料配布のスープとバノックで腹ごしらえでもしますか…と食べ始めた瞬間に





「オーロラ出ましたよー!!!」  …の声。





直後、
ロッジ待機していた観光客がすべて一気にハケて、ロッジの中は一気に空になった。




よそったばかりのホカホカのスープ…
今オーロラ見に行ったら、せっかくのスープが冷めちゃうじゃあないか…



スープとバノックは一回だけタダ。
バノックにサワークリームつけて食べるとウマイ。




よそったばかりのスープに心を残しながらも、
あわててカメラをひっつかんで外にでた。


あわてたあまりに
せっかく今回のオーロラ撮影のためだけに購入した三脚とか一切持たずに。


なんかちょっと防寒着の着方もテキトーで。






けど、外に出た瞬間に
三脚どころの話じゃねえわコレ。ってなった。


オーロラすげえわ。


スープも三脚もまあどーでもいいわ。


でも防寒着だけはちゃんと着よう。


オーロラ、ブラボォォォおおおおおおお!!!!



三脚立てて無いから、自分の体で必死で固定したけど、
やっぱぶれてる悲しい。




一日目、到着したその日にこんなに大規模できれいなオーロラが見れたのは本当に運がよかった。
空は全面的に少し曇ってたのに。
雨女パワー全開★って自分をほめたたえてた矢先だったから、本当にうれしかった。










AuroraVillageは
湖を中心にいくつかのテント(ティーピー)が設置されていて
湖は完全に凍って雪原になっている。


その湖上(雪原)にドーンと仰向けに寝転んで、夜空一面に現れたオーロラを見たり
無料で貸し出している折りたたみ椅子を使ったり。



寝転がって空一面のオーロラを見る。
グース社さんありがとう(防寒的な意味で)


椅子は無料貸し出し(たまに壊れてる)



気が付いたら一時間ぐらいはあっという間に経ってる。
ロッジに戻ったら、スープは冷え冷えになって、パンも心なしか固まってたw






二日目(3月4日)も同じくAuroraVillageでオーロラ観測をしたが、
残念なことに、一日目ほどのオーロラは出なかった。



これくらいのオーロラだと、肉眼ではあまり見えない…



ちょうどAuroraVillageに来ていた名古屋大学大学の偉い先生が、
データ観測してて3日・4日二日ともオーロラは出てるって言ってたから
雲が一日目より厚かったのが原因だったのだろう。
オーロラ観測終わって帰宅する深夜には雪降ってたぐらいだった。



二日目は気合入れて準備して、三脚も完璧に設置したのに…





あまりにオーロラでないものだから、
二日目は後半、AuroraVillageの職員さんが簡単なショーをやってくれたりもした。



 氷点下20度の空気のもとでパスタ。およびカップラーメン。


「バナナでくぎを打つ」というベタなものから
「お湯を空中に放ると、すべて一瞬で蒸発する」という実験まで色々やってくれた。


割とベタな実験ばかりだったけど
実際自分の目の前でやられると、意外とおおーっ!!ってなった。






マイナス20度ナメたらアカンわ。

                          →キャナダに行った参に続く

*1:Aurora Village:現地のオーロラ鑑賞施設

キャナダに行った壱

死ぬまでに行ってみたい、見てみたいと思っていることが、いくつかある。

  …わりとミーハーなことばっかりだが。



その中の一つがオーロラを見る。ということ。


オーロラを見るためには、
オーロラベルト付近まで行かなくてはならないわけで、
そこまでの旅行費用を考えると、実現できても遠い未来だろうな…とぼんやり考えていた。



そしたらなんと
友人のパンダTがHISのツアーを発見してくれた。
「カナダ、イエローナイフでオーロラ見る三泊五日の旅」16万円。


《残席残り僅か》で、うおおおぉぉぉぉっ!!!ってなって、勢いで決めた。




俺はキャナダに行くぜ。




パンダTをも巻き込んで、年明け早々に3月のキャナダ旅行を決めた。





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結果、
通帳の残高は一時期44円までオチ。
年始からこちら「お金がない」が口癖になり。
【食べなければゼロ円】【買わなければゼロ円】がスローガンになり
 (↑キャーお安い!って買い物したくなった時とかに)


この年齢になっても
計画性および資産運用能力が欠如することはなはだしい自分に
ちょっと残念な気分になったりもした。


まあそれはともかく
初めてアジア圏から脱出する私は、ものっっすごい浮かれて1月〜2月を過ごした。







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今回は「キャナダ旅行」と言っても、オーロラを見るだけの弾丸ツアー。


日程としては
一日目: 福岡 → 成田 → バンクーバー(乗継) → カルガリー(乗継) → イエローナイフ(オーロラ見る)
二日目: イエローナイフ(オーロラ見る)
三日目: イエローナイフ[昼発] → バンクーバー[夜着]
四日目: バンクーバー[午前発] ―《日付変更線超える》→ 
五日目: 東京着


このとおり、わりと「イエローナイフ旅行」というべき日程であるので
カナダと言えば…的な、
ナイアガラの滝とかカナディアンロッキーとか、そういう観光名所には一切行っていない。



でも私はオーロラが見たかったのだ。
そういう意味では素晴らしい旅行だった。一片の悔いなし。大満足の旅程だった。







それはそうと、
さっき大絶賛しといて手のひら返すようでアレなんだけど
キャナダって遠いね。




テンション高かったから、あまり感じなかったけど
あれだけの時間を空の上で過ごしたのは人生初だった。


一日目(3月3日) 12:45福岡発のスカイマークで成田(14:25)まで。

成田空港

    20時過ぎ成田発のAIR CANADAに乗って、バンクーバーまで…八時間半

おのぼりさんなので、もれなく機内食撮ってきた。



AirCanadaのビジネスクラスの座席超かっけー。

もちろん自分が座った座席ではない。


    …途中で日付変更線を跨ぐので3月3日がまー長いこと長いこと。
     人生で最も長いひな祭りの日を体験した。


    バンクーバー着が日本時間の3月4日AM4時半頃なんだけど、
    キャナダ時間だと3月3日の11時半になるややこしい。





バンクーバー国際空港
全体的にオサレ


イケてる博物館みたいな。でも空港。




Fring Travelerというタイトルのモニュメント


カフェもオサレ@Tim Hortons


    バンクーバー空港のおしゃれな雰囲気にキャッキャしながら、
    入国手続きを経てカルガリー行きに乗継


    約二時間後にカルガリー国際空港に到着。

バンクーバーカルガリーの国内線の機内食ももちろん撮った。おのぼりさんだから。
AirCanada国内線の機内食は、基本このプレッツェルだったように思う。


    さて
    ここでますます私の体内時計を混乱させるのが、
    キャナダでは国内も時差があるってこと。


    どんだけー?


    バンクーバー(太平洋標準時)と
    カルガリーイエローナイフ(山岳部標準時)の間に一時間の時差が発生する。


    カナダ広ぇ…






    今回の場合…
    バンクーバー発[太平洋標準時15時]
      カルガリー着[山岳部標準時18時]=太平洋標準時17時@バンクーバー。的な。


    もうここまで来ると、現在時刻が何日の何時だかさっぱりだw
    意味もなく「アジア狭くてごめんなさい」って卑屈になってくるwwww



カルガリー国際空港


やはりオサレ感が漂ってる気がする。


しかし搭乗ロビーになぜか突如ゲーセンがあったりする。




ここで、ゲーセンで両替して小銭を作る事を思いついたパンダTは偉大だ。
両替機↓



    そしてカルガリー空港から、イエローナイフ行きの飛行機に乗継
    カルガリー[山岳部標準時19時45分]→イエローナイフ空港[山岳部標準時22時]

    
    2時間チョイ。

    到着したイエローナイフ空港は本当に小ぢんまりとした地方空港だった。
    小型機オンリーって感じの。

イエローナイフ空港の預り荷物受取所には
白くまとアザラシの弱肉強食モニュメントが。




――――――――――――――

国内移動も合わせて約22時間
(その内、空の上が14時間チョイ)という大移動をした私の3月3日は
単純に計算して40時間あった計算になる。





もう一回言おう。


キャナダって遠い。












でもすっごい楽しかったけどね。



                                   →キャナダに行った弐に続く

太宰府天満宮でわびしさびし。

昨日。
天気も良いので
有名な太宰府の梅を見に行ってきた。




博多区内から太宰府は思いのほか近かった。

西鉄天神駅から特急で10分弱の二日市で乗り換え。
二日市から鈍行二駅で、太宰府駅



太宰府駅を出ると、駅前のコンコースを右で、すぐに門前町



梅見客を見込んでか、
門前町を抜けると、出店がずらりと並んでいた。

絶好の花見日和。



出店で買い食いする客を目当てに野良猫も出動ww











とりあえずは天満宮にお参りして…

本殿向かって左手に見えるのが「皇后の梅」、右手が「飛梅



皇后の梅


飛梅




飛梅が、何だか局地的に散ってるなあ〜と思って見上げていると
上空高いところでメジロが梅を食い散らしていた。



かわいいww




すぐ外には、天然記念物に指定されている大樟が。

根元の土を踏み固めたり、木を傷つけたり、近くで火気を用いると
罰せられる可能性があります。
(と、看板に書いてあります)


木の根元の洞を塞いだ謎の蓋はなんなんでしょうね?





でっっっけぇ〜







天満宮からさらに奥に進むと、天開稲荷神社がある。
いくつも鳥居が立てられた急な石段を登ると稲荷神社の本殿。


本殿ワキの手水の鉢に苔が生しているのだが、
その苔に梅の花弁が点々と散って、カラフルでしたよ。

↑この側面の苔の部分が


↓こんな感じ






隣の石段を登ると、本殿の奥には石室があり、
石室の中には小さなお堂が祭られてました。





ちなみにこの稲荷神社から奥に抜けて、山道を抜けると
だざいふ遊園地に出るよ。
 ↑試した。


だざいふ遊園地では、懐かしのじゃじゃ丸が迎えてくれる。







周辺には梅の木がたくさん植えられており、お茶屋さんがあちこちにある。
お茶屋さんは、それぞれ自分の店の近くに露天の桟敷を設けている。


風流じゃあないか。


私も浮かれて、
梅ヶ枝餅と梅茶のセットを注文して、桟敷席で待つ。


しばらく待つと、
お店の人が「お待たせしました〜」と…

コレ。




なんで二人前?
(゜Д゜) ハァ??



サービスの煎茶を薬缶で持ってきてくれた別の店員さんに「すみません…」と


「私一人前頼んだんですけど〜」と切り出すと


「はいぃ?」
 ものすごい疑問符が浮かんだ顔で尋き返されるので


「あの、一人前頼んだつもりで、私間違っちゃったみたいで〜…」


「あ、はぁ…( ゚д゚)ポカーン。え?でも…」


「や、私一人なので、二人分はチョット…苦笑」



なんかよっぽど、一人で茶ぁ〜する客が珍しいらしく、
なかなか判ってくれない店員さんに何故二人分は注文しないのか…から丁寧に説明しているうちに
なんかさみしくなってくる私。









結局、一人分は下げてもらって
返金してもらって






ぽかぽか陽気の下
気持ち良い空気を吸いながら、
頭上のピンクの梅の花を見上げて
焼き立てサックサクの梅ヶ枝餅を食べる。







美味ぇ〜




…なのになんだこの侘しい感じ…











や、梅は見ごろでしたよ。









あと、ちゃんとお守りは買ってきました。
受験の予定とか全くないけどね。

長崎ランタンフェスティバルに行ってきた―ランタンいっぱい見たよ。

興福寺→中央公園に向かう川沿いの道には、たくさんのランタンが飾られている。



ちょうど日が暮れてきて
ぼんやりとしたランタンの優しい光が映える時間帯になってきた。



眼鏡橋周辺にもランタンがたくさん。
 水面には鷺と白鳥と鴨がちゃんぽんで浮かんでるwwさすが。




なんかスゲー怖い子供とか


白とピンクのまだら模様のペガサスとか

とにかく色々な形のランタンが川沿いに飾られているのを横目にしながら、中央公園へ向かう。





中央公園では、すでに龍踊りが始まっていた。
ものすごい分厚い人の壁ができている。


龍踊会の人が操る緑色の龍と



女子高生が操る赤い龍



二頭いまして。



龍の頭だけで、なんか10kgぐらいあるらしくって
でもその頭をぶん回しながら、公園内をダッシュで何周もしていた。


しかも龍踊が終わって龍がハケた後も
「もってこ〜い!もってこ〜い!」ってアンコールすると戻ってきてくれるw


3回ぐらいは戻ってきてくれる。
たぶん汗だく。ホント、ご苦労様です。



会場のテントも、ランタンがたくさん吊られていて、きれいでしたよ。

アンコール中の女子高生↑


公園の入り口にはこれも、龍↓










最後に、ランタンが大量に飾られている湊公園へ。


湊公園までは市電に乗ったのだが、車内は観光客でぎゅうぎゅう。
やはり夜が本番なんだな。


築町で下車してすぐ、唐人街方面のランタンイルミネーションが目に入る。
派手そう〜www

なんか遠くに繁華街が見えるぜ。桃源郷か竜宮城だぜ。




でも日帰りだから、時間の関係上、唐人街はスルーだ。



新地中華街のランタンを横目に


湊公園に到着。



ここにはランタンの展示会場が設けられている。


今年の干支のうさたんとか。


油断すると、突然鳳凰が飛んでたり。


展示会場となっているテントの下には、大量のランタンが吊られており。





こんなところにも子供が。
蓮の花をもって、魚(鯉)に乗って、縁起物オンパレード。


七福神やら。


レンゲ・アートやら。


関羽様やら。







あと、
ランタン展示会場の中央には関帝廟があり、
ものっすごいブタブタしいお供え物が一面に並べられていた。

ぶたのデコになんか弓状のものが刺さってて、これが痛々しーんだ…


お賽銭投げて、お線香あげてきたから、
今年の私はかなり稼ぐんじゃないかと思う。





最後にものすごい人ごみの中から、
肉眼では見ることができない獅子舞を
両腕いっぱいに上に掲げたカメラに収め

「ちっみんな子供を肩車しやがって…子供なら全部許されるわけじゃねーんだぜ」
と心の中で毒づきながら、会場を後にした。





ところで、ランタンと提灯って何か違うの?

  てへ☆

長崎ランタンフェスティバルに行ってきた―媽祖行列見た。

6日(日)に長崎ランタンフェスティバルを見に行ってきた。


日帰りで。
そしておひとり様で。


昨年の春まで中国に住んでいたので、
この時期、旧正月のあのバカ騒ぎが何だか懐かしくなってしまったのが理由のひとつ。


だからと言って中国まで遊びに行くほどの愛でもないのだw
そういう訳で、近場に日帰りで行ってきた。





博多から福岡までは特急電車で3時間。
休日だからダラダラしているうちに時間は過ぎ、家を出たのが昼過ぎだったが
ランタンフェスティバルは夜が本番(?)なのだからいいのだ。


14時の電車に乗って、長崎へ。


16時ごろ長崎につくと、青空ものぞいており、まだ辺りは明るい。
とりあえず興福寺にマ[女+馬]祖行列を見に行こう。


迷いながら市電に乗り、おろおろしながら公会堂前で降り、
さらにヤマ勘で長崎の街の中を進む。



街はすでに提灯で飾り付けられ、祭りの雰囲気も十分。



川をわたって、長崎らしい急な上り坂を上る。

石垣沿いの道を歩いていくと、興福寺があった。






ハイハイハイ…さっそく怪しい仁王像的ランタンがありますよwww



ちょうど前のプログラムが終わった所らしく、山門からは大量の観光客が吐き出されてくる。


 ランタンフェスティバルの期間中
  長崎市内ではあちこちで催し物が…中国雑技とか皇帝パレードとかエイサーとか色々。



津波のような観光客をかき分け、
微妙にふざけた面構えの獅子ランタンのわきを通り抜け


境内に進むと、古くて由緒ありげなちゃんとしたお寺でしたよ。
 (この本堂の中のランタンは日本最大のものらしい)

 ただまあ、全般的に紅白幕張ってありましたけれども。
 吹き流しとか上がってましたけども。


中国の春節に比べたら、まるでおとなしいし、上品な飾りつけ。




このお寺には、航海の安全を司る中国の神様"媽祖"を安置するお堂があり
毎年ランタンフェスティバル期間中、孔子廟の"媽祖"像を興福寺に移して預かるため
フェスティバル期間の頭に、孔子廟興福寺(往路)の媽祖行列
終わりに、興福寺孔子廟(復路)の媽祖行列が街を練り歩くらしい。


6日は往路の媽祖行列が到着する時のイベントを見に行ったわけだ。





時間が近づくと、
太鼓や銅鑼の音、時々、爆竹の爆ぜる音が少しずつ近づいてくる。



待っている間
すでに場所取りを済ませた観光客を相手に、ボランティア(のオッ)サンが喋って間を持たせている。
このボランティアさんによると、
媽祖行列のイベントが終わった後、興福寺を参拝すると、
特別なお守りがもらえるらしいよ。


(私は時間の都合上、貰わずに引き揚げちゃったけど)






よー喋るボランティアさんの話題も尽きてきたころ、
近くで爆竹がババババババッババ!と鳴った。




マーチングバンドのように指揮者(ただしチャイナドレスw)を先頭に…

銅鑼やら太鼓やら

地元の中学生と思われる可愛い女子二名が提灯を持っていたり
媽祖旗を掲げる人がいたり



かと思うと白塗りの男の人がいたり(順風耳&千里眼と直庫振り)



最後に荷主夫妻が媽祖様のご神体を持って歩いてくる。



これみんな長崎の人のボランティアらしいからすごいよね。
ボランティア募集サイト




全員が到着すると、媽祖様のご神体の奉納式が始まる。


白塗りの人が踊ってくれたりする。

↑チャイナドレスのお姉さんは、相変わらず指揮棒を振っているw




儀式自体は、荷主夫妻が口上を読み上げて
お寺の住職さんが返礼をして
白塗りの三人が踊ったら終わりで、そんなに長くはない。







媽祖行列を見たら、次は龍踊りだっ



タイムテーブルに沿ってイベントを追いかけ
川沿いの道を、忙しく中央公園へ向かう。((((((((((⊃´・ω・)⊃ブーン

屋台でびゅ。

屋台に行ってきた。
(正確には福岡通の友人に連れて行ってもらった)


ちょっと前に。



博多・中洲は屋台が有名。
夜になるとたくさんの屋台が並ぶ。らしい。





実際、福岡市内では
中洲に限らず、夜になるとあちらこちらで屋台の提灯が灯る。


毎日帰宅時に乗る普通の路線バスが停車するバス停の横にまで屋台が出ている。


驚き。


こんな薄暗いバス停前で客は来るんだろうか?と老婆心ながら心配しつつ
おでんの良い香りでくらくらと眩暈がしたりしている。



おかげさまで、博多に住んでから私の夕食のおでん率は異様に高い。


そろそろおでんに飽きてきたが今日も明日も夕食はおでんの残りだ。
(閑話休題)








連れて行ってもらったのは「小金(こきん)ちゃん」という焼きラーメンで有名なお店で
何度かテレビでも紹介されたことがある有名屋台らしい(はなまるカフェとか)。


そんな有名な屋台だけあって、一時は開店の二時間前にはもう行列ができていたらしい。


が、今ではそこまで早くから並ぶ人もおらず、
大体開店20〜30分前に並べば一巡目に入ることができる。





開店時間頃に屋台についたわれわれの目の前にはすでに20人からの行列が…。




パッと入って食べれるのが屋台なんじゃないのか…(・ω・`)


「行列のできる屋台」に一抹の疑問を感じながら、
回ってきたメニューを見ながら事前に注文を決めて店員さんに伝える。

注文は小さく切ったチラシの裏に書く…懐かしぃ〜このチラシの裏の書き味www





開店時間ギリギリに到着した我々は、席数の都合で一巡目に入ることができず


屋台の傍らで
 焼き鳥とか
 おでんとか
 ラーメンとか
 その他もろもろ、暖かくておいしそうなものの匂いを嗅ぎながら


 空腹を抱えて
 寒風に耐えつつ、待つ。



事前にしっかり注文は済んでいるはずだが
この時間中に追加注文を決めてしまうお客さんも多いはずww


「恐るべし、屋台待ち時間の罠」だ。





40〜50分ほど待つと
やっと一巡目のお客さんが腰を上げるようになり、席が空き始めて
我々も屋台の中へ。


ビニールでくるまれた屋台の中はふんわり暖かかった(*^v^*)






すじ煮込み(味噌味)

ウーロン茶で申し訳ない。



明太子を巻いた、ふわっふわの卵焼き。

半生明太子の塩気が、
ちょっと甘めの卵焼きに合う。美味♪



そして看板メニューの焼きラーメン

ソース味のとろっとした細麺。
なつかしい感じの味。ソース+豚骨スープ味だとか。





おなか一杯幸せな気分になり
ついでに警固公園のクリスマスイルミネーションを見て

「はぁ〜今年のクリスマスイベントもこれで終わったな」と思いながら
帰った次第です。


(屋台に連れて行ってくれた"まーさん"は女子ですけど、何か?)


ありがと。まーさん!



当日のなう

ハト合戦。

福岡にはハトが多い。


地元でちょくちょく見かけていた
(っていうか大量に存在していた)カラスや雀はあまり見ないのだが
ビルの間をハトがばっさばっさ飛んでいる。



福岡の高層マンション。
特にちょっと旧めの物件には、必ずハト除けの網が張ってある。




よほど悩まされるのかなぁ…と他人事のように眺めていたら






ウチのベランダにも、入居と同時にハト襲来。






入居当初はきれいだったベランダ、あっというまにフンまみれ。



風が吹くたび、
ベランダに溜まった羽が舞い上がり、また舞い落ちる。

バサバサ〜ノシ



とてもではないが、洗濯物を干せる環境じゃあ、ない。





朝は、こもった響きのハトの声で目覚める。

そういう時には大体1〜2羽のハトが、ベランダ隔板の上で鳴いている。



おそらく、私の部屋の前の住人が設置したのであろう
ハト除けトゲトゲマット「トゲピー」的なものをまったく意に介さず、踏みつけて休んでいる。




まぁぁぁにくたらしぃっ!





このハト。
最初のうちは、私が窓を開けるとすぐ逃げたものだが
2〜3日も経つと慣れてしまったらしく、窓を開けたぐらいでは動じなくなった。


仕方なく、毎朝毎朝、隔板をたたいてハトを追い払う。






福岡歴の長い同僚の話によれば、
ハトはこの時期巣作りをして、卵を産むらしい。




万一、ベランダに巣を作られて、
卵を産まれたら最後
もうそのベランダは、私の部屋のベランダであって私のベランダではなくなる。


そこはハトのテリトリーだ。






そんなことになる前に、何とかベランダを死守せねばならない。






ということで、
ハトが来るたび追い払ってみたり
香水を撒いてみたりして、ハトの定着を防ごうとしたのだが
どの方法も根本的な解決には至らず。



最後の手段として、ハト除けネットを個人で設置する事にした。




ネットで鳥よけネットを購入し、ニトリで粘着テープのフックを購入。


外壁にフックを貼り付け、網を引っかける予定が、
コンクリの壁に粘着テープでは固定できず、一度失敗。



仕方がないので、
100均でライターで接着剤を溶かして貼るタイプのフックを購入すると
これが見事に張り付いた。
100均万歳!!



地上8階の高さのベランダの手すりに上って、
フックを貼り付けネットを固定する作業は相当恐ろしかったが
隣のビルからこちらを眺めるハトどもに負けたくない一心でw達成。



作業中に落ちて死亡という最悪の事態も発生せずに済んだ。
くわばわくわばらだ。

どうだハトめ。入ってこれまい。ふははは







正面と側面(隔板上)、すべてのハト道を防ぎ終わると
あとはフンを掃除すれば、いつでもベランダに洗濯物が干せる♪


ハト合戦は終了だ…と

もっともフン害のひどい、隔板の方に目をやった瞬間。










―…!!!!





















!!!????





た。




たまごー!!!!!?????











おわってねえーーー!!! (TДT)ノシ






ちょっと怖くて、この丸い物体にはまだ触れていない。


でも、ハトの卵にしては小さいような…
あと、見た目がなんかプラスチックっぽい質感のような…
(↑オモチャか何かだと思いたいww)


ハトに関するリアルタイムレポート→携帯百景【ハト】タグ一覧