キャナダに行った壱
死ぬまでに行ってみたい、見てみたいと思っていることが、いくつかある。
…わりとミーハーなことばっかりだが。
その中の一つがオーロラを見る。ということ。
オーロラを見るためには、
オーロラベルト付近まで行かなくてはならないわけで、
そこまでの旅行費用を考えると、実現できても遠い未来だろうな…とぼんやり考えていた。
そしたらなんと
友人のパンダTがHISのツアーを発見してくれた。
「カナダ、イエローナイフでオーロラ見る三泊五日の旅」16万円。
《残席残り僅か》で、うおおおぉぉぉぉっ!!!ってなって、勢いで決めた。
俺はキャナダに行くぜ。
パンダTをも巻き込んで、年明け早々に3月のキャナダ旅行を決めた。
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結果、
通帳の残高は一時期44円までオチ。
年始からこちら「お金がない」が口癖になり。
【食べなければゼロ円】【買わなければゼロ円】がスローガンになり
(↑キャーお安い!って買い物したくなった時とかに)
この年齢になっても
計画性および資産運用能力が欠如することはなはだしい自分に
ちょっと残念な気分になったりもした。
まあそれはともかく
初めてアジア圏から脱出する私は、ものっっすごい浮かれて1月〜2月を過ごした。
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今回は「キャナダ旅行」と言っても、オーロラを見るだけの弾丸ツアー。
日程としては
一日目: 福岡 → 成田 → バンクーバー(乗継) → カルガリー(乗継) → イエローナイフ(オーロラ見る)
二日目: イエローナイフ(オーロラ見る)
三日目: イエローナイフ[昼発] → バンクーバー[夜着]
四日目: バンクーバー[午前発] ―《日付変更線超える》→
五日目: 東京着
このとおり、わりと「イエローナイフ旅行」というべき日程であるので
カナダと言えば…的な、
ナイアガラの滝とかカナディアンロッキーとか、そういう観光名所には一切行っていない。
でも私はオーロラが見たかったのだ。
そういう意味では素晴らしい旅行だった。一片の悔いなし。大満足の旅程だった。
それはそうと、
さっき大絶賛しといて手のひら返すようでアレなんだけど
キャナダって遠いね。
テンション高かったから、あまり感じなかったけど
あれだけの時間を空の上で過ごしたのは人生初だった。
一日目(3月3日) 12:45福岡発のスカイマークで成田(14:25)まで。
20時過ぎ成田発のAIR CANADAに乗って、バンクーバーまで…八時間半
おのぼりさんなので、もれなく機内食撮ってきた。
AirCanadaのビジネスクラスの座席超かっけー。
もちろん自分が座った座席ではない。
…途中で日付変更線を跨ぐので3月3日がまー長いこと長いこと。
人生で最も長いひな祭りの日を体験した。
バンクーバー着が日本時間の3月4日AM4時半頃なんだけど、
キャナダ時間だと3月3日の11時半になるややこしい。
バンクーバー国際空港。
全体的にオサレ
バンクーバー空港のおしゃれな雰囲気にキャッキャしながら、
入国手続きを経てカルガリー行きに乗継
約二時間後にカルガリー国際空港に到着。
バンクーバー→カルガリーの国内線の機内食ももちろん撮った。おのぼりさんだから。
AirCanada国内線の機内食は、基本このプレッツェルだったように思う。
さて
ここでますます私の体内時計を混乱させるのが、
キャナダでは国内も時差があるってこと。
どんだけー?
バンクーバー(太平洋標準時)と
カルガリー・イエローナイフ(山岳部標準時)の間に一時間の時差が発生する。
カナダ広ぇ…
今回の場合…
バンクーバー発[太平洋標準時15時]
→カルガリー着[山岳部標準時18時]=太平洋標準時17時@バンクーバー。的な。
もうここまで来ると、現在時刻が何日の何時だかさっぱりだw
意味もなく「アジア狭くてごめんなさい」って卑屈になってくるwwww
カルガリー国際空港
そしてカルガリー空港から、イエローナイフ行きの飛行機に乗継
カルガリー[山岳部標準時19時45分]→イエローナイフ空港[山岳部標準時22時]
2時間チョイ。
到着したイエローナイフ空港は本当に小ぢんまりとした地方空港だった。
小型機オンリーって感じの。
イエローナイフ空港の預り荷物受取所には
白くまとアザラシの弱肉強食モニュメントが。
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国内移動も合わせて約22時間
(その内、空の上が14時間チョイ)という大移動をした私の3月3日は
単純に計算して40時間あった計算になる。
もう一回言おう。
キャナダって遠い。
でもすっごい楽しかったけどね。