キャナダに行った弐

イエローナイフでオーロラ見るぜ。




37時間の3月3日を過ごした末、3月3日22時イエローナイフ空港に到着。



今回、ツアー会社はH.I.Sだが
イエローナイフでの旅程はすべてAurora Village*1さんがアテンドしてくれた。


夜のオーロラ観測の手配はもちろん、


空港まで送迎のバスを出してくれたり
昼間のオプションツアーを組んでくれたり
日本人ツアー客の団体には日本人の若者が同行してくれたりする。



空港にはなぜかスクールバスが来た。


空港からのバスの中で日本語の「旅のしおり」みたいなの渡してくれたりとかもするし。
旅のしおりには小さな懐中電灯までセットで付けてくれるし。
  バスの中でしおり読めるw酔うから読まなかったけど。


もーほんと至れり尽くせり。


日本人の手配するツアーのきめ細かさにゃびっくりするぜ。








そんなAurora Villageさんの手配の元、空港についてからの3月3日の残り3時間は…

  1. イエローナイフ空港に到着して
  2. 空港まで迎えに来てくれていたバスに乗車して
  3. ホテルまで送ってもらい
  4. レンタル防寒着に着替えて
  5. カメラ等の装備を用意し
  6. そのまままた迎えのバスに乗って
  7. オーロラ鑑賞施設:Aurora Villageに向かう。


という感じで流れるように進み、12時すぎからAuroraVillageでオーロラ待機。




---------------------------------------------


イエローナイフ滞在期間中貸し出されるレンタル防寒着はツアー料金に含まれており、カナダのグース社のもの。

  • パーカー…すごい重くてデカい。そして超あったかい。ポッケ多い。そしてあったかい。
  • 防寒ズボン…超あったかい。デカい。ポッケかと思ったら社会の窓on sideだった。
  • 肘まであるミトン…はっきり言って使いづらい。肘までなくてもいいかも。ぬくいけど。
  • 防寒ブーツ…スノボブーツ並みの歩き辛さと重さ。でも超ぬくい。多分これ無いと凍傷で足腐る。
  • フェイスマスク…フリースのもので顔の下半分が隠れるから、顔面とのどが保護できる。必要。


この一揃いが、ホテルの部屋に到着したとき、既に部屋の中に準備してあった。


  もーとにかく、何回も書くけど、すごい手際いい。
  ツアー客のアテンドに慣れてる感がバリッバリ伝わってくる。





イエローナイフは最高でマイナス40度の寒さにまでなる土地だけど、
今回の旅行中は割と暖かくて、気温がだいたいマイナス20度前後だった。



「わりと暖かい」マイナス20度の夜だったんだけど
自前のダウンジャケットだけで過ごしていたら絶対風邪ひいてた。


グース社さんぬくい。
グース社さん万歳。





ただし、
あったか過ぎて逆に、レンタル防寒着の下に着るものの調整が難しかったりもした。
 ガイドさんの話だと本当に防寒着の下は薄着でOKらしく、
 スパッツとかTシャツとか下着の上に直に防寒着を着てちょうど良い…というもの…らしい。
 福岡からイエローナイフに行った私にはそれレベル高すぎたけど。





それらの防寒着をすべて装着した様子がコチラ

 プロに記念写真撮ってもらえる(有料)






---------------------------------------------


準備を済ませてAurora Villageに到着し、まずは施設の説明を一通り受ける。


到着直後はまだオーロラがはっきりとは出ていなかったので
じゃあいったん休憩して
無料配布のスープとバノックで腹ごしらえでもしますか…と食べ始めた瞬間に





「オーロラ出ましたよー!!!」  …の声。





直後、
ロッジ待機していた観光客がすべて一気にハケて、ロッジの中は一気に空になった。




よそったばかりのホカホカのスープ…
今オーロラ見に行ったら、せっかくのスープが冷めちゃうじゃあないか…



スープとバノックは一回だけタダ。
バノックにサワークリームつけて食べるとウマイ。




よそったばかりのスープに心を残しながらも、
あわててカメラをひっつかんで外にでた。


あわてたあまりに
せっかく今回のオーロラ撮影のためだけに購入した三脚とか一切持たずに。


なんかちょっと防寒着の着方もテキトーで。






けど、外に出た瞬間に
三脚どころの話じゃねえわコレ。ってなった。


オーロラすげえわ。


スープも三脚もまあどーでもいいわ。


でも防寒着だけはちゃんと着よう。


オーロラ、ブラボォォォおおおおおおお!!!!



三脚立てて無いから、自分の体で必死で固定したけど、
やっぱぶれてる悲しい。




一日目、到着したその日にこんなに大規模できれいなオーロラが見れたのは本当に運がよかった。
空は全面的に少し曇ってたのに。
雨女パワー全開★って自分をほめたたえてた矢先だったから、本当にうれしかった。










AuroraVillageは
湖を中心にいくつかのテント(ティーピー)が設置されていて
湖は完全に凍って雪原になっている。


その湖上(雪原)にドーンと仰向けに寝転んで、夜空一面に現れたオーロラを見たり
無料で貸し出している折りたたみ椅子を使ったり。



寝転がって空一面のオーロラを見る。
グース社さんありがとう(防寒的な意味で)


椅子は無料貸し出し(たまに壊れてる)



気が付いたら一時間ぐらいはあっという間に経ってる。
ロッジに戻ったら、スープは冷え冷えになって、パンも心なしか固まってたw






二日目(3月4日)も同じくAuroraVillageでオーロラ観測をしたが、
残念なことに、一日目ほどのオーロラは出なかった。



これくらいのオーロラだと、肉眼ではあまり見えない…



ちょうどAuroraVillageに来ていた名古屋大学大学の偉い先生が、
データ観測してて3日・4日二日ともオーロラは出てるって言ってたから
雲が一日目より厚かったのが原因だったのだろう。
オーロラ観測終わって帰宅する深夜には雪降ってたぐらいだった。



二日目は気合入れて準備して、三脚も完璧に設置したのに…





あまりにオーロラでないものだから、
二日目は後半、AuroraVillageの職員さんが簡単なショーをやってくれたりもした。



 氷点下20度の空気のもとでパスタ。およびカップラーメン。


「バナナでくぎを打つ」というベタなものから
「お湯を空中に放ると、すべて一瞬で蒸発する」という実験まで色々やってくれた。


割とベタな実験ばかりだったけど
実際自分の目の前でやられると、意外とおおーっ!!ってなった。






マイナス20度ナメたらアカンわ。

                          →キャナダに行った参に続く

*1:Aurora Village:現地のオーロラ鑑賞施設