そうだ、海を見に行こう。

大連滞在も残り二日となり、屋内でだらだら過ごしていてはイカンな。という事に最終的には気づいた。


そんな今日、
遅まきながら「大連でまだ行ったことのない場所に行こう」と思い立ち
色々検討した結果「そうだ、海を見に行こう。」ということになった。


そんな訳で、海に行ってきた。







大連の付家荘海水浴場〜老虎灘海洋公園間の海岸線に、ふたつの観光ポイントがある。
普通は、星海広場や大連火車駅から出ている観光バスに乗るかorタクシーを利用するらしいのだが、せっかくなのでこの道のりを踏破してみようと思い立った。


こういうルートで観光バスがあるらしい↓









海岸線沿いに濱海路という観光道路がある。
その道に沿ってずーっと歩いて行けば、燕窩嶺&北大橋に着けるはず。



5番バス付家荘バス停で下車して少し道を戻ると、右手に濱海路発見。
歩道が全て板張りになっていて、歩道の脇には緑。
ちらほらと歩いている人を見かける。





今日は曇りがちで気温も高くなく、
いい風が吹いていたので、気持ちよく歩くことができた。





観光シーズン、しかも休日のため
車通りも多く・歩いている人もちょくちょく見かけたのだが
これがオフシーズンだったら、多分自分が歩いている道に自信が持てなくなるだろうねw


看板があるわけでなし
淡々と上の写真のような道路が続くばかり。



たまに脇道があり・・・

分け入っていくと海が見える海岸に出られたりする。

↑曇っているので判りづらいけれど、ビーチ!


南国っぽい花が咲いていたりも、する。








そんな道を草木と花の香りをかぎながら歩いていくと、道路の脇にクワの木。



なつかしい〜。
子供の頃よく採って食べてたなwww
感慨にふけりながら未熟のクワの実を眺めていると・・・



中国人が道路脇の柵によじ登って、がさがさとクワの実を漁っている。


ぷちんぷちんと2〜3個をむしり取ると
「にやっ」と満面の笑みを浮かべて、それを口に運んでいる・・・


『これ食べれるんだぜ♪』と言わんばかりの「どや顔」wwwwwwww



未熟のクワの実を食べて腹を壊さず、あまつさえ満面の笑みを浮かべるなんて
本当にあなたたちには到底勝てません。




この他にも私は名前も知らない、この小さな赤い木の実を

500mlペットボトルいっぱいに収穫して
「自然の甘味よね〜」と言いながら食べていました。


連れの男性に「あなたも食べてよ〜食べきれないでしょ」と言いながら。
食べきれないほど採るなよぉーwww




だいぶ山歩きを満喫しているよね。











ところで
歩けど歩けど似たような風景の道路で、
ひとつだけ私が進んだ距離を示している(はずの)ものがあった。

一定区間ごとに足元に埋まっているこの表示。




一見親切な案内に思えるこの距離表示だが、納得行かない点がひとつ。
矢印の指す方向に進めば進むほど、表示されている距離が長くなってゆくのだ。


つまり、ここまでで何km歩いたか・・・と言うことを教えてくれているのだろうか??
わかりづれえーー



ただでさえ案内標識などが存在しないこの道で、それ以上疑惑の種を増やさなくても良いと思うのだが。








他にも、
カーブミラーや道路標識がやたら低かったりとか


いろいろな部分を楽しみながら40〜50分ほど歩いた頃、燕窩嶺婚慶公園に到着。





↑門票10RMB


ここはどうやら結婚記念撮影のメッカらしく、
公園のあちらこちらに浮かれたモニュメントや浮かれたカップル、夢見る少女がわんさかいる。
そこかしこで記念撮影会が繰り広げられている。



<例1>謎のサボテン林(サボテンのモニュメント+林)




<例2>鍵のモニュメントに愛を誓うカップル(そこ、山のてっぺんだぞ!気をつけろ!)




燕窩嶺とは、もともとその険しい海岸の崖に燕が巣を作っていたことから名づけられた名前だが
燕も崖もどこ吹く風だ。




↑件の崖





そんなウエディング写真公園だが
公園の広さはかなりあり、遊歩道の高低差も大きいため
全部見て回るには余裕を見て1時間ぐらい必要かも。


私はアップダウンの激しい階段に音を上げて30分ほどで引きあげた。







公園を出て、
また30分ほど道なりに歩くと今度は北大橋に到着する。


北九州市と大連市の友好5周年を記念して建設された橋らしいのだが
観光地にしては普通の橋だな・・・と言う印象。








北大橋をすぎて更に歩くと、ゴールの老虎灘海洋公園に到着。
(時計が壊れたので正確な時間は不明だが、20分ほど?)



海辺の国家一級クラスリゾート地:老虎灘



意外とあっさりと踏破できたが、
もう足はガクガク。


ただ、なんとなく「大連を観光した」気分が味わえたので、まあ良しとしようw