猫輸入計画十一(猫、中華国際航空の貨物室に乗る)

猫輸出当日の日記





13:20離陸の国際航空便CA152に乗るため…




  • 早朝4時に起きて、身支度。


  • 猫にオムツを履かせて、
  • リードを付け
  • 猫ケージに入れる。


  • 6時に家を出て(車内で喧しく抗議し続ける九頭龍)
  • 7時福井発の雷鳥に乗って、関空へ向かう。




  • 猫のケージを電車に持ち込むため、清算口で「普通手回り品切符」を購入。270円。

こんなの↓




・・レシートだけどね







巨大で重いスーツケースはタダなのに、

猫一匹入ったケージは有料なんて 変なの。

まぁ…でもスーツケースで持ち込み料金を取られるのはイヤダw





とにかく

右肩にショルダーバッグを担ぎ、

右手で巨大なスーツケースを転がし、

左手に猫のケージを持つ・・と言う重装備で



ヨタヨタしながら改札を抜け、ホームへ上がってみると―





  そこは学生服の海だった。











なぜか修学旅行生と同じ車両に乗る羽目になり、

中学生の波に飲まれ

『カワイイ〜』と絶賛される九頭龍。

    でしょでしょ?



ほめられているのだが、本猫は全くソレが判らず

萎縮していた。





やっと電車に乗って、

座席まで九頭龍を持って行き

座席の足元にケージを置いて一息つくと、



後ろからは中学生の姦しい笑い声。



足元からは哀れっぽく鳴く九頭龍。







体を折りたたんで、

上半身をペッタリと伏せて

九頭龍を撫でて撫でて、宥めすかしながら…



その状態のまま、前夜の寝不足の為、寝るww

  (前夜の睡眠時間1時間)

















京都で修学旅行生が下車した後



静まり返った車内に、九頭龍の鳴き声がこだました事で

やっと、修学旅行生に救われていた事に、気づく。





修学旅行生が下車後は、

不安げに鳴く九頭竜を黙らせる為に

間断なく撫で続けなくてはならなかった。



やっぱり猫の声がするとチラ見する人ガン見する人いますから。





蛇足だが、

 車掌が検札に回ってきたとき、

 「普通手回り品切符」も検札するから

 乗車券とかと一緒に持っていたほうがいい。
















関西空港駅の改札を出たところで、

検疫所の場所を知らないことに気付いて

すぐさま検疫所にTEL。





携帯の契約解除してなくてヨカッタ〜!!







検疫所の場所は

 関空ロビーの1Fに降りて

 JR駅から空港に向かって右(南)方向に突き当たりまで進み

 宅配預かり所の更に奥にあるCIQ合同庁舎の2F。







反対側の入り口に居る警備員さんに入館の届出をしてバッヂを貰い、エレベーターで2Fへ。







エレベーターを降りて左、

突き当たってさらに左へ向かうと

犬猫の絵が描かれた看板が見える。





そこが動物検疫所だった。











事前に申請書をFAXしていたので

 申請書の中で不明な点を2〜3質問され

  1. 狂犬病の予防注射の接種証明書
  2. マイクロチップの装着証明
  3. 健康診断書

      を提出(内、健康診断書だけは返却されない)







その場で簡単な健康診断とマイクロチップの読み取りをして

すぐに検疫証明書は発行された。

 (かかった時間は20〜30分ぐらい)





検疫証明書は一部がオリジナル、一部がコピーで

  • オリジナルは中国側の検疫に提出
  • コピーは帰国まで保存





…と言われたけど



実際に中国検疫で提出を求められたのはコピーのほうだった。
なぜだ?

ま、いーけど。







検疫所では

男性女性各一名の係員さんに応対してもらったけど

お二人ともものすごく丁寧でやさしかったので

緊張していた私は、凄くうれしかった。



………九頭龍は萎縮しっぱなしだったけど。。






  • 九頭龍をつれて空港に入り、チェックインカウンターへ。





今回搭乗するCA152は JALとの共同運航らしく

チケットカウンターはJALのお姐さんだった。

丁寧でやさしかったよ〜お手数おかけしました(u_u)



ここで、スーツケースと九頭龍を預ける。

(ケージの)水入れの中の水を空にしてください―と言われて、水を捨て

リードを確りと確認して、しばしの別れ。。。。



願わくは(-人-)次に逢う九頭龍が死体でないことを・・・・!!



免責声明書にしっかりサインさせられ

こんなの↓







どうしても不安になる。

死ぬなよぉ〜お前!!頑張れ!!頑張れ!!!!







この時点ですっかり元気がない九頭龍を渋々カウンターに預けてしまえば、

後は、普通に搭乗手続きを済ませるだけ。















猫を積載すると言うことで、

重量オーバーの課金のほかに

別途手数料が必要と事前に聞いていたけれど





実際は預かり荷物の重量制限オーバー分だけの課金。







[九頭龍]+[ケージ]= 7キロで、11.700円オーバー。





去勢手術を受けてから、

少々太った九頭龍だったので

スリムな頃の彼ならば、千円くらいは安かったかもしれない・・・とも思う、薄情な飼い主(ワタシ)。