猫の背毛も膨らむ春の日
3月29日から、私の住む地域では雪が降った。
31日なんかは、
朝起きたらいきなり10センチくらい積もってて
かなり「何じゃぁこりゃぁ〜!!!」と思った。
だってもう、三月の末日ですし・・・
それ、もう 春でしょう?
思わず直ぐに写メするなんて、
およそ雪国に生まれ育った人間
・・・と思えないようなことも、した。
そんな訳で、
三月に いきなり戻ってきた 冬の朝から
31日の午後にかけて、少しずつ天気が回復し、
春のうらら・・・とまでは行かないものの
『ああ・・外、明るくなってきたし。なんか暖ったけぇ・・・』とか思って、ぽわ〜ん・・・・(´А`*).・゜☆*゜*
・・・としてたら、ふと閃いた。
この
‘ぼわ〜ん・・・’と頭の皮が浮いて、
体中が暖かくて、
まるで自分の体じゃないみたいに、全身だるい
・・―そんな春の無気力状態を言い表すすばらしい枕詞を!!!
たとえば夏なら「新緑がまぶしい季節になりました」とか
運動会に必ず使用される(?)「天高く馬肥ゆる秋」とか
―そんな感じで、オリジナルの春の枕詞を作ってみる!!
・・・と“こう”なった↓
『猫の背毛も膨らむ 麗らかな春の日々、皆様いかがお過ごしでしょうか?』
陽の光を浴びると、猫の毛皮は膨らむ。
―知ってました??
たぶんあのもっさりした毛皮の間に陽の光を溜め込むのだと思う
・・・すごくメルヘンチックに そう、思う。
実際、猫は毛皮で日光を吸収し、
毛皮上で合成された栄養素を舐めとって摂取するのだと
本で読んだことがある・・・その栄養素が何だったかは失念したけれど。
厳しい日本海側の冬を乗り越えて、やっと射し込む春の陽に膨らむ猫の背毛。
日向ぼっこでウトウトと 気持ちよさげにまどろむ表情とあわせて想像していただきたい・・・
↑こんな感じ。
さらに 付け加えるならば、
小鳥なんかは、寒いときに毛皮(羽毛)が膨らむから
冬の枕詞は、小鳥にするとよい。
『厳しい寒さに 小鳥の羽毛も膨らむ日々が続きますが、
お元気でお過ごしでしょうか?』
最近まったく手紙も書かない私だが
機会があれば、ぜひ上述の枕詞を使ってみたいものだ・・と思う今日この頃。
・・・たぶんないでしょう、そんな機会は。