中華☆人造太陽

2006/03/28 14:37

   人造太陽完成、初の試運転。年内には運行。
   2006年03月24日 08:39 新華ネット



 最近、中国独自の設計で 世界で初の超伝導Tokamak型 EAST(旧名HT-7U)核融合実験装置(=“人造太陽”)が完成し、初のデバッグが行われた。デバッグ工程では、最も心配された低温試験と磁性体の通電試験に通過し、年内の運行 及び国家による検査・引取りに向けて確かな基礎が固められた。


   新華社:李健 (写真・記事)


   ⇒新浪ネット





最初に“人造太陽”と言う単語を見た時には
字面から
 “アニメの地球崩壊後の未来の描写に出てきそうな”模造太陽とか、
 鉄腕アトムの“人口太陽球”とか思い浮かべた私でしたが


・・・つまりは核融合型の原子炉でした。



テヘッ
想像力が豊か過ぎるのも 時に不便ですよねっ☆




「中国が独自に設計した」と銘打たれているこの“人造太陽”と
普通の原発とで一体何が違うのか、
もんじゅ擁する福井県在住の癖に)全く判らない私ですが


その他関連記事には以下のような記述もありました。
 (要旨だけをピックアップして翻訳しています↓)

   1リットルの海水を300リットルのガソリンに変える。
 丸8年の歳月を掛けた所謂 “人口太陽”の原理とは以下のようなものである。この装置内の真空空間に少量の重水素(デューテリウム)またはトリチウム(両者とも水素の同位素)を入れ、変圧器と似たような原理でプラズマを発生させる。しかる後にその密度を上げていって、温度調整によって核融合反応を発生させる。核融合反応の発生過程で巨大なエネルギーが発生する。


 1リットルの海水から抽出した 重水素を 完全に核融合反応させると、そのエネルギーは300リットルのガソリンを燃焼させたエネルギーに等しい。この技術が確立され、発電所が建設されれば、その発電所は 一個の“人造太陽”に等しい。


 一切が順調に運べば、7月には発電実験を行うことが出来る。この“人造太陽”は 30~50年の間に一般生活電源に運用される見込み。

http://tech.sina.com.cn/d/2006-02-17/0717843740.shtml




更に「ウィキペディア」で調べまして

 厳密な意味で核反応と言う場合には、核分裂核融合との二種類の反応があるが、現在発電と言う意味で実用化されているのは前者である。そのため、単に「原子力発電」と言う場合には、前者を指す。
   (ウィキペディア原子力発電』より抜粋)

 原子核融合(げんしかくゆうごう、nuclear fusion)とは、軽い元素同士が融合してより重い元素になる反応のことを指す。一般には核融合として知られる。・・・・・融合のタイプによっては融合の結果放出されるエネルギー量が多いことから水素爆弾など大量破壊兵器に用いられる。
ウィキペディア原子核融合』より抜粋)







・・・・・ウン。


・・・・・・ウン・・・・





細かいことは全く理解不能ですが。



原子力爆弾を作る:原子核分裂 よりも、水素爆弾を作る:原子核融合のほうが
爆弾としての 破壊力が大きい分 なんだか技術的に難しそうな印象は、受けた。



そんな新世代のクリーンエネルギーを実現できたら、
中国のエネルギー不足も一気に解消!?



“人造太陽”の建設される(?) 合肥辺りは、
外国企業の資本投下人気ナンバー1地区とかになって、
建設ラッシュ!!??



更には核融合原子炉の技術を海外に輸出して、外貨を一儲け!!!みたいな??




前途は明るいぜぇ〜・・・








後はくれぐれも事故が無いように
平和的利用を心がけていただくことを希望したいと。






中国人ていうのは、
 凄く頭が良くて
 商品開発とかは積極的にするけど


その後の地道な品質管理は苦手。


・・・って言うイメージが、私には、ある。





ので、
原発を作った後の保守点検とか、ちょっと不安な気もする。



まあ敦賀あたりの原発も、地元民としては相当こわいんだけどww






なんにしろ、電力の安定供給が実現されれば
中国工場の「納期遅延の言い訳」が一つ減るわけだから、
私の精神衛生上には多大な貢献があるものと、とっても歓迎している訳です。




※参考までに⇒
人民網日本語版」  2006年2月6日
中国が「人工太陽」開発、無限のクリーンエネルギーへ