“糖葫芦”を作ろう!

2006/01/27 18:58


皆様“糖葫芦”をご存知ですか?



中国の北部では冬になると
サンザシを串にさして飴掛けした(ちょうど林檎飴のサンザシ版のような)お菓子を売り歩く人が街角にちらほらと現れます。


真っ赤な丸いサンザシの実が、
飴掛けされて 艶々と光っている様は、
女子のハートを擽り、食欲をそそります♪


こんなの♪


定番はサンザシですが、私は苺が好きでした。


中国から帰ってもう、数年経ちますが
今、思い出しても・・・まだ、食べたい!!





この“糖葫芦”ですが
もしかして自分で簡単に作れるのではないか・・・と考え
先日 無謀にも試作してみました。



その記録は以下の通りです;

  • まずは材料

   ◆プチフルーツミックス*158円/1cup
    カットフルーツの盛り合わせです
    本当は苺の糖葫芦が最愛なのですが、苺は高いので・・まずは手軽な詰め合わせでチャレンジ☆
    (メロン・パイナップル・葡萄・金柑・西瓜・林檎)
   ◆天糖太陽(沖縄産)?青い海*308円/500g
    できるだけ、人工的に手を加えていないものを選んでみました。
    「天糖太陽」で中国の糖衣の味が再現できるのかしら?それともいっそグラニュー糖とかの方がいいのかしら?色々と疑問と不安を孕みつつ・・・
   ◆竹串(18センチ)
    さすがに大陸サイズの串を用意することは出来ませんでしたw



〜 ・*・ 〜 ・*・ 〜作り方〜 ・*・ 〜 ・*・ 〜〜 ・*・ 〜 ・*・ 〜

  • 鍋に、水を入れて沸騰させます。

  焦がしたりしないよう、今回深めのフライパンを用意


  • 大量の砂糖を投入します。

   多分、水600〜700mlに対して砂糖200〜220gを投下しました。
   ・・・甘っっ!!



  • ひたすら煮詰めます。

   最初中火⇒沸騰後は弱火で煮詰め続けます。




  • 段々、夜店のにおいがしてきます・・・ウ〜ン林檎あめ♪

   沸騰して、泡が盛り上がってきたら
   串に砂糖水(お湯?)を絡めて、固まるかどうかCheck。


   ためしに、液垂れ雫の塊を 爪楊枝でぶっ刺します。
   すると・・・刺さった♪
   固まっている証拠でしょうか?




  • 匙ですくって落とす砂糖水が段々モッタリと飴状になってきました。








   そろそろ果物の出番か!?
   果物を串に刺さねば!!





  • それでは先ず林檎から。

   日本の夜店でりんごあめが売っている位だから、ハズレは無いことでしょう。



   では。

   なんだかツヤツヤしています(*^^*)イイ感じ!




  • 次は「金柑&葡萄串」

   何故葡萄+金柑かというと、葡萄は一粒しか入っていなかったのです。



   をを!!
   ちょっと“糖葫芦”っぽいw
    この ‘丸くてちっちゃい感’が、物凄く“糖葫芦”に近い気がするぞ!
    早くもレシピ完成か!?










しかし、葡萄&金柑の“糖葫芦”っぽさに浮かれ、
調子に乗って飴を加熱しすぎた、結果・・・

  • 飴、固まる。

   鍋肌に まるで岩塩の様にゴリゴリと砂糖がこびり付き
   そして、
   液中にも飽和して再結晶した砂糖のツブツブが出来てしまいました。
  (´Д`);ヤベッ!!



   ちょうど、パイナップルを飴がけしようとしていた時だった為、
   パイナップルに飴が掛からず(飴は半分固体になっちゃってて)


   ついには「パイナップルの砂糖煮」が出来上がる始末に。





  • 仕方がないので水を足し、

   再び残りの果物を串に刺して、飴がけを再開。

 b(・_・);;黙々と、作業。







  • そして完成品、こちら↓



〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 




《実験結果》

  1. 外見的には やはり、金柑&葡萄☆の串が 最も中国の“糖葫芦”に似ている。
  2. 砂糖水は煮詰めすぎると、固まる。
  3. 「飴」を作りすぎて、余ってしまった。
  4. しばらく 固めてから、HUI子版★“糖葫芦”を食してみたが

   あの 飴が‘パリッ’と割れる 素晴らしい食感が全く感じられない。
   自作の飴の食感を表現すると「〜ねと〜〜」・・・である。


   しかも絡めた飴を乾かし固めるはずの過程で、
   飴がどんどん溶け出して流れていく。
   HUI子版“糖葫芦”を立てかけたコップの下は、茶色の洪水(甘い)



〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・


《実験後の考察》

  1. 飴の煮詰め方が甘かったのか、それとも根本的に材料で間違ったのか、今回の“糖葫芦”への挑戦は失敗に終わった。
  2. 中国のネットオークションで「糖葫芦の作り方」を120RMBで売り出しているようなので、購入してみようか?ww
  3. 修行しなおして、次回は是非最愛の“苺の糖葫芦”で成功を修めたいものである。