Yahoo!中国 《神舟六号、いよいよ発射!!??》

2005/09/28 19:30

 専門家によれば
   翟志剛・聶海勝が神六打ち上げ任務を遂行する可能性が大

 2005/9/28 003:02更新 新聞晨報 報道


 一体いつ発射するのか?
   天気は発射に影響を与えうるのか?

 各方面の分析によれば、衆目を集めている“神舟六号”は10月中旬には発射の予定である。しかし具体的には一体何日になるのか?関係者の漏らした話では “神舟六号”は未だにテスト段階にあり、発射の大まかな予定日時は10月上・中旬が確定的であるとの事。具体的な日時についてはその当日の天気等の発射条件を見て決める。
 専門家の説明によれば10月の酒泉衛星発射センター周辺の天気は普通は『秋高気爽(=晴れて秋空が高くすがすがしい)』日が続くが、天気の変化があれば “神舟六号”の打ち上げに影響を及ぼすことも考えられる・・との事。酒泉ではたまさか大風が吹いたり、雷が鳴ったりする悪天候が発生するため、その場合には・・ということだそうだ。
 まして十数階分の高さに及ぶ垂直運送を行う キャリアロケット及び発射に及ぼす影響はさらに大きい。“神舟一号”から始まり、我が国ではシャトルにキャリアロケットを垂直に組み立て、テストを行ってから、垂直のまま発射台に運送して発射する方式を採っている。発射準備時間の短縮のためである。
 漏れ聞いたところでは、我が国関連部門では ロシアの一歩進んだ方式によるキャリアロケット技術を取り入れることも検討しているようだ。キャリアロケットとシャトルを全て組み立て、テストをした後に、水平の状態で打ち上げ台まで運び、垂直に起こして発射する方式である。


 今回は誰が宇宙へ行くのか?
   “翟・聶コンビ”が最有力

 情報によれば、“神舟六号”のテスト進行と同時進行で、翟志剛・聶海勝を含む 3組の宇宙飛行士コンビも“出陣準備”を行っている。最終的には1組だけが“神舟六号”に搭乗できることになる。他の二組は“補欠”である。
 今のところ、翟志剛・聶海勝のコンビが“神舟六号”打ち上げ任務に携わる可能性が最も大きい。しかし未だ不確定な要素も存在し 最後の一刻まで 誰が“昇天”するのかは誰にもわからない。
 “神舟五号”の発射過程では 楊利偉も発射直前になって搭乗が決定した。専門家によれば 宇宙飛行士の心理的素質も重要な判断要因であり、十分に落ち着いた状態でなければならない。“神舟五号”発射前の楊利偉の様子は 一定して落ち着き払っていたそうだ。
 現在“神舟六号”の宇宙飛行士は 3組が待機しているが、最有力コンビの生理的・心理的状態が悪いと判断されれば、次のコンビに替えることになる。“神舟六号”の発射直前にシャトル搭乗準備をしている宇宙飛行士の生理的・心理的な状態を厳密に調査し、二名ともに落ち着いて状態が良いと判断されて、初めて搭乗が許可されるのだ。


 次の一歩とは?

 有人飛行計画には さらに2期・3期が設定されている。
 専門家によれば“神舟五号”の発射成功後、我が国関連部門で明らかにされた 有人飛行の3段階の戦略とは以下の通りである。

 基工程:第一期は有人飛行技術の難関を乗り越えること。“神舟五号”の発射成功は我が国有人飛行の成功を意味する。“五号”から大きな変更のない“神舟六号”の主要目標は我が国“複数人・複数日”有人飛行技術の第一次テストであり、“神舟六号”は有人飛行一期の最後の命題であろう。「“神舟六号”は我が国有人飛行第一期計画の終結を表す」と言える。
 二期計画の重点は 宇宙での宇宙船ドッキング技術と船外活動の技術を実現すること。他にも宇宙空間での実験室について探る。
 第三期では宇宙ステーション技術を実現する。
 専門家によれば 現在“神舟七号”関連の研究がすでに始まっている。しかし“神舟六号”の発射後、次の“神舟七号”は一年以内に発射できる可能性は低いと予測されている。


 我々の技術水準とは?
   “神六”はアメリカの第二代シャトルを超えた。

 “神舟五号”“神舟六号”とロシアの“ソユーズ”を比較してみると、ちょうど第三代のシャトルと同等である。いくつかの部分だけを見れば、ソユーズを超えていると言っても良い。アメリカと比べると、当然一代目のシャトル“マーキュリー号”、二代“ジェミニ号”を超えている。アメリカ第三代宇宙船“アポロ”は月に着船している。我々は未だこの域までは達していない。
 宇宙航空技術の中でも、非軍事的なものには キャリアロケット・衛星・有人飛行などがある。総合的な水準を見れば、キャリアロケットに関しては我が国とアメリカ・ロシアのロケットの積載能力を比べるに その差は大きくはない。しかし衛星に関しては我が国とアメリカ・ロシアの間の差は比較的大きい。有人飛行に関しては 我が国と他二国を比べると 全体的に我が国が劣っている。結局アメリカ・ロシアは有人飛行への取り組みが早く、技術が先行・成熟されている。ヨーロッパと比べても総合的な水準では我が国とは差がある。ただしそれでも部分的には我々がリードしている。“神舟五号”の発射後、我が国宇宙航空技術の世界的地位が一つ上がったといって良いだろう。


 中国“アポロ”はどこに?
   月面探査機 来年お目見え

 情報によると 我が国で“嫦娥工程”という月面探査計画が進められている。現在計画上では月面探査の第一段階に入っており、探月工程とも呼ばれる。計画は三段階に分かれており、この三段階では全て無人探査機の開発を行う。
 第一工程は“繞”。探査機器を発射し、月の周りをめぐって月面に接近し探査を行う。月面の写真撮影、月表面状況の探査(成分・月の土壌の厚さ)、月と地球の間の環境の探査などを含む。現在国家ではすでに計画に取り掛かっており、来年10月には機器を完成させる予定。国家航天局から発表された計画表に拠ると、2007年頃発射の予定だ。
 第二期は“落”。この計画は 未だ具体的には立案されていない。しかしすでに骨子は報告されており、その内容は―探査機を発射、月面着陸後 月面走行車を排出し 月表面を走行・探査する―というもの。情報に拠れば 2012年頃に実行の予定。
 第三期は“回”。月面着陸機を発射、月面に着陸させる。ただし“落”と違うところは もって帰ることが出来るということである。この月面着陸機は月面に着陸後探査を開始し、月面上で採取したサンプルを帰還機に入れる。帰還機は最終的にそのサンプルを科学者たちの研究サンプルとして地球に持ち帰るのである。 “回”の技術水準はさらに高度で複雑なものを求められる。情報では2017年頃に実行の予定である。
 専門家の分析に拠れば、最近アメリカでは2018年に再度月面着陸をする予定であることを明らかにしている。我が国は2017年には月工程“繞”“落” “回”の三段階に渡る無人探査を完成させる。国際情勢と我が国の無人月面探査工程の具体的実施状況を鑑みるに、次の一歩は有人宇宙船の月面探査という勇壮偉大な戦略となるであろう。
 有人宇宙船の月面着陸は 宇宙飛行士が宇宙に長期間滞在する必要があるため、現在我々が進めている有人飛行は滞空21時間の“神舟五号”から数日に滞空時間を延長した“神舟26号”である。地球に近い軌道で宇宙飛行士に無重力に耐える訓練を施し、放射線などの空間環境に関する各種のテストを行い、宇宙での医学研究など各方面での経験を集積して、次の有人宇宙船の月面着陸への一歩に必要な基礎とするのである。

Yahoo! 雅虎中国 新聞 2005/9/28
http://cn.news.yahoo.com/050927/405/2f86d.html

やっぱりどうしてもアメリカの向こうを張らなきゃ気が済まない…みたいな雰囲気。


アメリカの月面着陸はアポロですでに実現しちゃってるし、
そこは無理して2017年までに無人探査計画を完了といわなくても良いんじゃ?


なんにせよ、
「ロシアなんてもう超えちまったよ」
 的ないう意気軒昂な様子が感じ取れる(気がするw)。


頼もしい限り(?)


アジアでは、ただ一国宇宙船の打ち上げに成功した中国。


そこは素直に素晴らしいと思う。


成長途上の国の勢いを感じる。


・・・後は、もう少し地元の社会が成熟すれば。


いつも思うのだが、何につけ差が大きすぎる。
 貧富の差・地域格差・官民の技術力格差・・・


一方では宇宙船に乗っちゃう人が居て、
もう一方では一ヶ月掛けてロバで郵便物を配達する郵便配達人が居る国。


よく言えば幅が広く奥が深い。


悪く言えばムラがありすぎww





この宇宙開発、中国のネーミングセンスはイイネ♪


神舟
嫦娥(=中国神話の月の女神)」


日本の“H-?Aロケット”みたいな名前に無い、
‘雰囲気’みたいなものがあって良いなぁ…(゜∀ ゜)ロマンチック??