成都旅行《二日目》九寨溝&黄龍ツアー再び。
2007/10/15 12:49
7年前にも一度訪れたことのある九寨溝&黄龍に
今回、国慶節の(入社後・初)長期休暇を利用して、もう一度行ってきた。
今回は成都⇔九寨溝&黄龍のツアーを
成都の旅行社:中国青年旅行社に手配してもらって
航空券&4つ星ホテル&入場券&食事代込みで、3,200RMB。
日本円にして、約六万五千円
中国で貰っている給料から計算すると、結構な額。
― 月給÷□=ツアー代 ―
しかしその価値ありだ九寨溝&黄龍!! ☆〜Q(`∀´*)oイエー
今回は飛行機でビュィーンと九寨溝空港まで吹っ飛んだ。
社会人なので、もう学生時代のような無茶はしない。
(前回は小バスツアーを敢行・到着時にはへとへとだった)
―今は、中国元も稼いでいるし・・・Σo(゜゜)
成都空港の隣にある、双流国際空港 老候機楼から
九寨・黄龍空港行きの航空便が出ている。
この 老候機楼、付いている名前どおりの旧・成都空港なのか
前時代的な内装で、非常にいい感じの雰囲気。
この小さな空港から、
中国国際航空の小さな飛行機に搭乗して、九寨黄龍空港まで約一時間。
途中空からの絶景が眺められたようなのだが
あいにく通路側に座ってしまった私は全く見ることが出来なかった。
到着した九寨黄龍空港は、真っ青な空が広がる快晴!
心の中で喝采を叫んだのだが、
雨女である私がウキウキで出かけて快晴が続くはずもなく。
(言い訳ですが、今回の同行者の中にもう一人強烈な雨男様もおられ)
晴れ女(←同行Tさん)の“晴れ乞い”空しく
二時間の移動の間に空模様はすっかり怪しくなってきてしまった。
空港でバスに乗り換え、
ガイドの熱唱を聞きながら、2時間。
高山病を防ぐには、標高が高い場所に着いてから最初の4〜5時間が肝心!とのことで、
ガイドは客を眠らせない為(眠ってしまうと高度に適応しづらいらしい)
チベット族に関連する話をしたり
チベット族の言葉を教えて復唱させたり
大声で歌を歌ったり
…と八面六臂の大活躍。
あの高度で、あの空気の薄さで、
あれだけ朗々と歌を歌えるとは、さすが地元民!!
黄龍に到着したのは15時頃。
平均海抜が3,000mを越える高地にある黄龍では、
先ほども書いたとおり、空気が薄く
連れ三人中二人までが(おそらく)高山病による頭痛を訴えたが
残りの一人と私は、高山病を免れた。
ガイドの話では黄龍は最も低いところで海抜;約3,000m超。
3,800mの高地にある五彩池まではロープウェイが通っている。
余談だが、私が7年前に観光したときにはロープウェイなどは未だ存在せず、登山道も未整備のため、水が染み出て滑る 木製のボロい山道をよろよろ登った記憶がある。
ロープウェイの乗車券は80RMB/片道
上まで登って、下山道を下りながら観光する形。
しかし私たち日本人はその80RMB(約1,600円)を惜しんで(?)
自らの足で800m(高度だけで800です。距離はそれ以上・・)登り、降りてくる道を選んだ。
―まあ折角高いお金出して来たのだから、満喫したいじゃないすかw
タイムリミットは集合時間である18時。
上り下りに掛けられる時間は合計3時間。
単純計算で1時間半で登り切り、1時間半で下山しなければ間に合わない。
高山病2名+その他 (年長組)2名
登山開始後、45分で一名脱落。
―晴れ女のTさんだった…
彼女を置いて、残り3名で黙々と登山を続け
予定時間を10〜15分ほどオーバーして五彩池に到着。
その絶景がこちら↓
晴れ女のTさんを途中で置いてきてしまったからか、この頃小雨がポツリポツリと降り出す。
晴れていれば、鮮やかな池の色もその日はくすみがち(涙
しかしそれでも十分に美しい!!
人界に有り得ない色の池す…(`∀´)キャー!!!
苦労が報われた〜!!!
どれだけ息が苦しくても、
肺が痛くても
足がしんどくても、
全身力が入らなくても
登山道の途中でポツリポツリと出現する池の色を見ると
なぜか気力がわいてきて
呼吸まで楽になったように感じる。
…美の力ってすげぇ〜(◎ω◎)
前回も思ったことだが、何か、超自然的な力が働いている気すらするw
その後、急な下り坂を小走りに降りながらも
要所要所で写真撮影しながら下山。
登山道は、森林の中を縫うように作られているのだが(たまに視界が開けて池が現れる)
下山道は池や川の流れに沿うよう設置されている為
帰りの方が撮影ポイントが多く、撮影に時間をとられます。
下山のほうが登山よりも楽であるとはいえ、
下山時間は登山時間と同じだけかかると考えておいた方がいい。
下山の途中、
この美しい水の中に痰を吐いている中国人を目撃し、たまげました。
(○д○)ポカーン
思わず、その男にキレ、ガン見する私。
つい日本語で「キエロ!!」とか吐き捨ててしまったり。
だってムカつくじゃないスか!!Q(`△´)oムカー!!
この綺麗な水の中に痰を吐き捨てられるなんて、頭がおかしいんじゃないだろうか?
(ていうか、キチガイ決定)
下山道の要所要所で、
木に引っ掛けて捨ててあるゴミ
道端に捨ててあるゴミを見かけては拾い、
50M も離れていないゴミ箱に何度も入れなおしました。
世界自然遺産ですよ?
人類共通の財産ですよぉ〜?
あなたがた国民として、もっと誇りに思ったらどうですか〜?
自然遺産、文化遺産に入場する場合
中国人だけは「文明度テスト」を受けさせて
合格した人だけを入場させればいいのに…!!!
痰を吐いたり
ゴミを捨てたり
タバコを吸ってそのまま捨てたり
手鼻をかんだり
…自然遺産・文化遺産の中でそんなことをする中国人からは、一生かかっても払いきれないぐらいの罰金を取ればいいさ!!!!!!!!
…毒を吐き終わりました。聞き苦しい話で失礼しました。
そんな訳で、五分ほど遅れながらも無事下山。
ツアーバスに乗り込んで、ホテルへ向かった。
ホテルに関しては全く期待していなかったのですが、
到着したのはなんと Holiday Inn。
ホテル敷地内はテーマパークのようになっており、劇場・みやげ物屋・スーパーマーケット・レストランが軒を連ねている。
ただし、本館→宿泊棟までは、徒歩10分。
(園内、ライトアップされて綺麗なんだけど迷子になりそうだし、
定期バスとか運行していればもっと良かったな)
宿泊棟は少数民族の住居をモチーフに作られているらしく
外装も内装もオシャレで綺麗でした。
そして何より感動したことが。
熱いお湯が24時間出る!!!
温度調節最高にすると、チョット熱いくらいのお湯がちゃんと出ます。
シャワーの水圧が高けぇー!
なんかチョット痛いくらいに水圧が高い!嬉しい!!
こんなことが、
中国の高地のホテルであっていいのか!?
ビックリして鼻水出るくらい感動しました。
こんなことからも、
九寨溝・黄龍が今、中国国内で人気な観光地なんだなぁ…としみじみ実感。
同時に、昼間 世界遺産に痰を吐いた中国人のオッサンを思い出して、暗澹たる気分に。
今後も
ゴミを捨て、
痰を吐き、
鼻水を飛ばす中国人の方々が
わさーっと、この自然遺産にやって来るわけです。
今回、前回よりも登山道が増え、ロープウェイが増設されていたように
今後も開発はどんどん進みます。
九寨溝・黄龍は今後どうなるのか?
どんどん汚れていくのではないだろうか?
と言う訳で、この絶景をごらんになりたい方は、早めに行っておかれることをお勧めします。
中国人に汚される前に見といた方がいいすよ〜‐_‐