瀕死!!・・・つーか死・・・?

昨晩、家の裏庭に置きっぱなしになっている籠の中に

見知らぬ猫を見つけてビックリした。

三毛だ・・・



そもそも、その籠は

普段、昼には外出している私の猫が

私の帰宅前に戻った時に 入って休憩する為のものだったから



昨夜も私は「帰っているかな・・?」と

何気なく覗いたら、

籠からはみ出ている毛皮が、違った ・・・・三毛??



近所に どす灰色の太ったメス猫とかうす茶の縞ネコなら居るけど・・・三毛???



こっそりと近づいてみても、ピクリとも動かない・・・アレ?

少し大きな音を立ててみても、動かない・・・アレレ??

更に声を掛けてみるが、やはり動かない・・・アレレレ???

思い切って手を伸ばして、首筋を撫でてみた・・

・・・・動かない。冷たい。ガリガリにやせ細っている・・・









えっっっっ・・・まさか・・・!



ヤバっっ!! 死体!!??

いいいいい・・行き倒れ!!???










と思った瞬間に、・・・・ピ・ピクリッ・・・と、猫のおなかが痙攣した。



・・生きてるじゃ〜ん!!もー!


なんとなくホッとしながら、

(←私の猫)が幼児期に愛飲したミルクを作りに部屋へ戻った。



ホカホカと湯気の立つミルク皿を抱えて戻ってみると

「猫難民(←籠の中の三毛猫)」は元の体勢のまま、1ミリたりとも動いて居なかった。



やっぱ、死んでんじゃねーの?とか

不安に思いながらミルクをやろうとして、ふと気付いた。



『コイツ、ミルクの匂いがしても起きないし(って言うか、ピクリとも動かないし)

 どうやってこのミルクを飲ませたら良いの?』






猫難民は両前足を突き出して、

その前足の間に鼻面を挟むようにして、丸まっていた。






丸まった状態でピクリとも動きません・・・ヤバイ。↑




そこで、その前足の半ばあたり・・ちょうど鼻面があると推定される箇所に

ミルクを2〜3滴落としてみた・・・



・・・・甘い匂いが漂う・・・



やや経って、“ピクリ”と顔が動いた。

しかし、舐めようとはしない。



『ミルクは駄目か?・・じゃあ肉類で。』と思って

部屋に戻り、猫缶を開封

やせ細っているので、イキナリ固形物は胃に悪いと判断し

肉の細かい部分を抽出して、スープと共に お湯で薄めてみた。



結果;見かけはまるで薄い味噌汁(鶏そぼろIN)、そして生臭い。

   あまり美味しそうには見えない(人間目線)。




まあとにかくその鶏そぼろ汁を持って、猫難民の元へ行くと

隣家に住んでいる 薄茶の縞模様のチビネコが 籠のそばにたたずんでいた。

    ・・・「未知との遭遇」である。

ものすごく不思議そうに籠の中を覗きこみ、、

前足を入れて‘チョイ’と触って、臭いを嗅ぎ、

そして去っていった。



その間も、猫難民はピクリとも動かなかった。



そんな猫難民だったが、

前足の間に 鶏そぼろ汁をたらすと、今度は反応があった。

顔をゆっくりと動かして、

前足を舐めている様子・・・

・・但し闇雲に口周辺の前足を舐めるだけで

鶏そぼろ汁の付いている部分まで 顔を移動する気力もなさそう
だった。



それでも 少しずつ汁をたらしている内に、

それを舐める顔の動きが 段々大きくなってきたので

『ヨシッ!ここで死ぬなよお前・・』と 少々の希望を持った。




それにしても昨晩は風が強かった。

なんだか冷たい雨も降っていた。

 (籠は屋根の下にあったけど、風に乗って降り込む雨粒までは防げない)



これでは寒かろう・・と思い、

籠の中のボロ毛布をかき集めて身体にかぶせた。

暖めたカイロをタオルに包んで、ボロ毛布の中に入れた。

そして極め付けに、青いビニールシートを出してきて(あの 巨大なヤツ)

すっぽりと籠を覆って風を防いだ。




下図↓






これで相当暖かいだろう・・と思って

猫ミルクを1匙分だけ 夜食として 中に入れて、

その夜はそのまま 部屋に戻って龍と遊んで、寝た。



今朝は、寝坊してしまい

猫難民をかまう暇もなく、出勤したのだが

少しだけ 猫難民を覗き込んだ時に、

手触りが 昨日より固くて、冷たかった気がした・・・大丈夫だろうか?



今日帰ったらまたチェックしなくては走る