パキ。6

2005/08/20 19:30

パキスタンと中国は国境を接している。



パキスタン側の国境の町が「ススト」。

綺麗な青空、そして山。


しかし、
この国境の山をバスで越えるのは、やはり(かなり)しんどかった。



空気は薄い
道は悪い
ずっと曇り空でかなり寒い


断崖絶壁を見下ろす道路からの眺めは恐怖。




 


国境越えのバスはスストに到着する前に、
何故か植物園のような(公園のような?)施設に寄り、停車。


その公園の管理者が開口一番
「植物園の維持費の為に入園料を払え。」


…え?


なんじゃそりゃ?
嫌だよそんなの。
誰も植物園見学するために来たわけじゃないんだからさ…




私とツレは猛烈に抗議し、
バスを下車しないから入場料を払わない…と言う妥協点で合意を取り付けた。
(バスは既に植物園内に乗り入れていたので、降りることすら許可されずw)



しかし、実は


車酔いと全身打撲(?)の状態で
貴重な休憩時間を
徐行走行するバスに乗りっぱなし

…と言うのも、精神的にかなりキツイ。











スストに着くと、
そこは国境の町だから、当然税関がある。



バスがスストに到着すると、税関直前で降ろされる。


人波の流れるままに、半信半疑のまま木造のほっ立て小屋の前に並ぶ。



しかし、
小屋の前で小一時間待たされてみると、実際にはほっ立て小屋は通関に全く関係なく


突然 2〜3人のオヤジがどやどや出てきたかと思うと、
軒下に机を設置し
その机の前に腰掛け
通関手続き開始。




パスポートに押してもらった印章もインクがかすれて殆ど読めず
オッサンが書いた入管月日だけが黒々と残っている。

―全く、有り難味がない。


いいのか??
国の正式な手続きが、そんなんで???