火缶を抜く!

久しぶりにマッサージに行くと


マッサージ中に「オマエの肩は硬すぎる」と4〜5回注意された。





最近はもう肩こりが慢性化して
肩が凝っているのか凝っていないのか、
痛みを感じないのでわからない状態だが



眼精疲労でコンタクトが入れられなかったり
首がカチコチに固まっていたりと
そのほかの自覚症状はあるので



おそらく肩が凝りすぎて
もう、自分では感じない状態なんだろうな〜と、思っていた矢先だった。





そのため
マッサージ師の言葉に不安が喚起され
マッサージ師の言うがままに
「抜火缶(吸い玉)」なるものを試してみることにした。



こんなの↓






透明のカップ内を真空にした状態で皮膚に吸着させ
その刺激で血液の循環をよくする、と言う療法らしい。


"抜火缶"終わって、
家に帰って検索して
その時やっとその効能について知った状態w






…そんな無知な状態で初めて体験した「抜火缶


  1. まずは上半身・裸になり、うつぶせに寝た状態で
  2. 背中にオイルのようなものを塗りたくられ
  3. "ぺっこんぺっこん"という、プラスチックを反らした時のような音を背中で聞いていると
  4. 突然背中が熱くなり
  5. "きゅっ"と吸われる。


ちょうど誰かに皮膚をつままれて、ギュッと引っ張られているような感覚。


皮膚に吸い付いた「抜火缶」は、そのまま背中じゅう 縦横無尽に走り


ある程度経つと"ブブッ"と言う空気が漏れる音と共にはずされ


また、1.に戻る。




おそらく(見えては居ないのだが)、
 3.の時点で火を用いて"抜火缶"内を真空にして
  →5.背中に吸着させているため
 4.のとき、背中が熱いのだろうな…ということに、後で気づく。




最初のうちは吸着の度合いがゆるいため、さほど痛くもないのだが


回数を重ねるにつれ
吸着が激しくなり、皮膚が引き攣れて痛い。




マッサージ師が「痛いか?」と訊くので「痛いよ」と答えるのだが

相手は
「ちょっとだけ痛いんだな。分かった」と納得し、施術継続。
その繰り返し。



ちょうど、歯医者で
 「痛かったら手を上げてくださいねー」と言われ
  痛いので手を上げると
 「もうちょっと我慢してくださいねー」と言われて
 『どっちやねん!』と心の中で叫んだ事を思い出した。







"痛いところ = 悪いところ"らしく


マッサージ中に「ココが悪い」「ココが固い」と言われたところは須らく痛かった。




「抜火缶」でのマッサージ(?)が終わると、
いくつもの「抜火缶」を肩〜背中〜腰&上腕に吸いつけられた。



これがまた、痛い箇所では痛いのだが、
「ココ、痛い!」と訴えると、今度は少し空気を入れて吸着の度合いを緩めてくれたりもした。



しばらくそのまま居ると、慣れたのかなんなのか 痛みは殆ど感じなくなった。








「抜火缶」をとる段階になると、
マッサージ師が「アイヤーお前、肩がわるいな!」
「アイヤー!!!腰はもっと悪いぞ!!」などと言いながら


"ブブッ" "きゅっ" "ぽんっ"とコミカルな音を立てながら、
一つずつ「抜火缶」をはずしていった。





「抜火缶」痕の色が濃いほど、その部分は"悪い"らしい。



最後に蒸しタオルで、オイルをふき取りながら



「今日は身体を冷やしちゃだめだ」
「薄着はやめろ。クーラーの風とか当てるんじゃないぞ」と注意され



「抜火缶」初体験終了。






終了後、服を着る段階になって、
やっと「抜火缶」痕を自分で確認してビクーリΣ(◎д◎)



コンナニカ〜!!!!




もう年も年なので、
この赤紫の斑点が消えるのは
一体いつのことになるやら…





斑点が残っている間はずっと、襟の詰まった服を着なければなるまい。
暑いのに…




肝心の効果は、というと



もともと「凝ってる!」と言う自覚がなかったので
イマイチ効果を実感できないままw





…………



あっでもちょっと、肩が軽くなった気がする。


かも。





たぶん。




あと"抜火缶"痕が
なんだかスースーします…
(↑コレはいいことなんですか?)





"抜火缶(吸い玉)" 一回40元



「抜火缶(吸い玉)」経験、プライスレス…