納豆さまさま。

2005/07/21 19:06

最近、会社のPCが壊れたので、仕事が出来ない。
空いた時間で読書を楽しみ、ここ二日で三冊読破している(ユルイ会社・・・)



今日は相原茂氏の「雨がホワホワ」を読んだ。
書中の一節に「納豆様」という題名の文章がある。、
内容は以下の通り↓



出張で上海のホテルに宿泊した筆者が
朝食の日本食バイキングに納豆様様がおわしますのを見て感動
また次の日には何と、ししゃも殿下もおいでになって、更に驚き!!


という。



それを読んで、
私も「納豆さまさま!」だった留学時代を思い出した。




どんなに胃袋が丈夫な人でも
どんなに雑食な人でも
どんだけ味オンチであろうとも


突然外国に渡り、現地で一年間も住めば
一度は日本食が恋しくなるのではないだろうか?


私も同期の日本人留学生も
日を追うにつれ
例外なく「日式料理」と称するレストランに通う頻度が多くなっていた。



日本食と言えば、代表的なのは・・・味噌汁・梅干。


これらは保存食だし、
常温オッケーだし
当然私も留学先まで持って行って、自分をなぐさめたものだ。
(ふりかけも重宝。粉末だしの素もあるとグー。)



しかし・・・納豆!!



私は納豆が大好きだ。
 特に粒が小さいものが好きだ。
 引き割りも好き。


毎日ではなくとも、時々無性に食べたくなる。


しかし流石に納豆は中国に持っていくわけにも行かない。


たとえ保冷に気を配りながら持って行っても、
賞味期限の関連上 最初の一週間で食べきらなければならない。


・・・それでは意味がない!
 せめて一ヶ月〜二ヶ月は保ってくれないと。



そんなある日、
友人と成都へ旅行にいきました。


成都は、都会でした。


なんと、当時で既に日系のデパートが存在したのだ。
(昔の話なんでww)




当時、
西安では最高級デパートJINHUAにも日本の食材などは売っていなかった。



成都の日系デパートは、イトーヨーカドーだったと思う。



私とツレのYちゃんは大喜びで入店。
食品売り場を巡っていると、
驚いたことに 水戸の小粒納豆が売っている!!


「納豆さまさま」!!!!





直ぐに購入
西安へ大量お持ち帰り
  ・・・したかったのだが



如何せん旅の途中。
西安へ帰るのも、再び硬座に揺られて 丸一日。
  もちろん、車内クーラーなどは無い。


まさに「泣きながら、撤退」です。





私は留学時代
田舎に住んでけち臭い生活をしていたせいか、
とうとう、大陸で ししゃも殿下には出会えなかった。



私が渡航したのは、相原茂氏の著書の年代より1〜2年は後だと思うのだが・・・